所帯を持ち、子供も誕生してから手狭になった社宅から現在大阪で一戸建ての建て売り住宅に引越ししたのは、私が30代半ばくらいの頃です。
建て売りですから、ドア他の鍵は既成品で、新興団地ですので似通った種類が多かったのかもしれません。
越してから十年も経たぬうちに、典型的な市内への通勤者が多い新興団地として、町の人口も増えました。
それと共に、公共施設以外に商店なども充実してきました。
とともに、犯罪も増え始めたのです。
警察からの回覧による犯罪の内訳は、空き巣、車上あらし、痴漢等が多かったです。
それでも、我が家に限ってそういうことはないだろうと思っていました。
そうしたある日、帰宅すると妻が言ったのです。
「○○さんのお宅に空き巣が入ったのよ」そして続けて「短い外出時間でも、きちんと玄関等の戸締りはきちんとしておいたのに、まいっちゃったと奥さんが言っていらした」と嘆息まじりです。
そして、食事後に相談があると言ったのが、家の犯罪対策についてでした。
そして、夫婦で相談して予算等も検討したけっか、ドア他家の要所と思われる部分の鍵を交換するとともに、数も増やすことにしました。
増やすと言う意味は、家を購入した状態では、ロックすべき場所には種類は異なりますが、鍵はそれぞれ一つしかついていなかったからです。
自治体や警察では、仕事柄、そうした業者を紹介できない決まりになっていますので、実際に事件があった人とは親しかった関係で、話を伺い、その方が利用された業者さんにお願いしました。
それとともに、スペア鍵も玄関に限っては、子供たちもそれなりの年齢になっていましたので、両親が留守の場合に備えて持たせることにもしました。
結果的には玄関他要所には、二つ以上の鍵をつけることになりました。
そして、いくら短時間の外出でも、戸締りをこまめにするということと、子供たちには落としたりすると大変だから注意するようにということの念押しもしました。
おかげで、引っ越して以来、我が家に空き巣が入ったことはありません。
しかし、余談として、玄関脇のカーポートのそばに置くことにしておいた自転車は、二台も盗まれました。
以来、こちらにも防犯対策を施しています。
しかし、昨今の大阪で犯罪の増加を考えるとドアを含めて、また見直しの時期のようです。