大阪が長年ひったくりでワースト1であったことは多くの方がご存知でしょう。
愛知県にワースト1を明け渡すまで、26年連続ワースト1だったこともあります。
ひったくりだけでなく空き巣被害も多く、大阪と愛知が交互にワースト1を譲り合っている形です。
平成25年度の空き巣被害は約13億円、侵入窃盗の認知件数だけでも3080件という多さです。
侵入窃盗には、空き巣、忍び込み、居空きなどが含まれます。
侵入窃盗に一番狙われやすいのは一戸建てですが、中高層のマンションでも油断はできません。
高層マンションだからと安心していたら、屋上から忍び込まれたという例もあります。
平成27年度は空き巣被害が少し減りましたが、それでも1日平均8件は空き巣被害が報告されています。
うちは盗られる物がないから大丈夫というお宅が一番危ないということを心得ておきましょう。
空き巣被害に遭わないためには、まず自宅の鍵を再確認するところから始めましょう。
空き巣被害に遭われた方の中には、そもそも鍵をかけていなかった方や古い鍵をそのまま使っていた方がとても多いからです。
空き巣は金品を取っていくだけではなく、自宅に侵入された精神的ダメージは想像以上に大きいものです。
空き巣には常習犯が多く、どんなに防犯を心がけていても裏をかいてくる怖さがあります。
だからこそ、最新の防犯を心がける必要があるのです。
手軽にできる最新の防犯対策としては、玄関ドアのワンドアツーロック化と防犯フィルムがあげられます。
最近の鍵は防犯性能が格段にアップしていますから、合鍵を作られて侵入されるということはほとんどありません。
防犯性能の高い鍵と補助錠、そしてガードプレートを玄関ドアと窓に設置することをおすすめします。
そして、窓ガラスには防犯フィルムを張りましょう。
ホームセンターにも防犯フィルムは販売されていますが、防犯基準を満たしたCPマーク付きの防犯フィルムはほとんど販売されていません。
施工方法も特殊であるため、鍵の交換・設置とともに専門家に任せたほうがいいでしょう。
鍵業者の多くが防犯対策のプロですから安心して任せることができます。